2021/11/5

「脱石炭」か。

首相「化石賞」取りにとんぼ返り

新聞に読者の短歌か何かに載っていました。23か国が新たに「脱石炭」とあり、残念ながら日米、中国、豪州、インドは加わっていないそうです。先進国は2030年代までに、途上国は2040年代までに石炭火力の建設や新規を停止するとし、チリ、韓国、スペインが声明を出したとのこと。日本の「脱石炭」はまだ先になりそうです。「脱石炭」で液化ガスが増えているとのことです。

昔、実家にいる時、飯塚は、筑豊炭田の中心地で近くにたくさんの炭鉱がありました。夜、遠くの鉄橋を渡る汽車が、何十台もの石炭を積んだ貨車を引っ張る、ゴットン、ゴットンという音が、途切れることなく家まで聞こえて来ていました。時々、苦しそうな警笛を鳴らしていました。たぶん、50~60台以上の貨車を引っ張っていたと思います。また、教科書にも載っていた日本一のボタ山の頂上へ向かうトロッコの灯りが家から見えていました。夜中も作業をしていたようです。当時のボタ山は真っ黒で、ガスが出ているので近づくなと言われていました。実際に周辺には鳥が落ちていました。数年前に実家に帰ったら、黒々としていた日本一のボタ山は、木が生えて普通の山になって、よーく見ないとわからなくなっていました。「脱石炭」と聞くと、昔の思い出であるボタ山、炭鉱が否定されているような気になります。日本をけん引していた地域だと自慢に思っていたので少し残念です。

小学校の時、何人もの友だちが転校して来て、そしてまた転校して行きました。福島の磐城、今のいわき市だったかです。その後、北海道に行った人もいたと聞いていますが、その当時の友だちとは残念ながら、今、音信はありません。

余談ですが、ずいぶん前に「フラガール」という映画、南海キャンディーズのしずちゃんと蒼井優さんが出ていたのに昔の炭住街の場面がありましたが、あれはずいぶんと酷すぎでした。何度か友だちのところに行ったことがありますが、もっときれいでしたし、金券をもらって売店でお菓子と引き替えてもらっていました。銭湯、お風呂もタダなので入っていましたが、現場の人たちが戻る前に上がっておかないと、大変でした。・・・昔を思い出しました。